旧家の再生 2015. 06

かすみがうら市の旧街道沿いに建つ、築110年、母屋が総2階延べ100坪の入母屋づくりだった古民家を、必要十分な空間:1階+小屋裏空間に減築し再生しました。既存建物を持ち上げてRC基礎を打ち、なるべく古材を再利用しそこに新しい材や壁を加えて現行法規に適合させながらも、いたずらに接合金物や木質建材に頼るのではなく、伝統的な技術や要素を用い、既存建物の構造特性を生かす方法をとっています。中庭風のデッキを含め、いくつかの縁側的な空間と吹き抜けや引き戸によって、各スペースや部屋間は緩やかに仕切られ、また通風や採光の調節が図られるなど、古民家の持つ融通性を引き出すべく計画を行いました。