古民家改築工事 骨組みが完了しました

 大工さんの、ていねいで妥協を許さない姿勢のお蔭で、昨年から工事中の古民家の骨組みが完成しました。大黒柱や差カモイで構成された骨太な軸組は、現代の木造住宅を見慣れた目からするととても安心感があり、新設した4.5寸角の柱も断面が大きいため相応の材料強度が期待できます。断面の大きな木材は流通材ではないため、乾燥に時間がかかるなどの問題点もありますが、今回の工事は、生物材料である木を扱う知恵や技術を継承することの大切さ、時間を掛けていえを建てるという行為に含まれている意味を見直すきっかけになっています。