木塀と木小屋のデザイン

塀を軽量化して転倒事故を防ぐ意図での木塀と、木育効果に期待した公共空間におけるキッズコーナー(木小屋)のデザインと製作の

依頼を受け、グリーンフェスティバルにて木塀と木小屋の展示を行わせていただきました。写真左がセッティング後の全景、右が

イベント時の利用風景です。

木塀は3種類で、それぞれ貫と格子を使ったもの、大和塀をアレンジしたもの、下見板張の門柱的な利用を想定したものです。

コンクリート布基礎への設置を前提に、固定方法も踏まえたデザインにしました。

木小屋はスギの厚板を使った落とし込み板壁方式で、解体・運搬・再利用を想定し、部材ごとに分けられる仕組みにしています。

イベント時は大盛況で、ほっとしました。

壁―1グランプリ観戦

 

この数か月間、ずっとバタバタしていて更新を怠けてしまいました。

 

昨日、15日~17日まで埼玉県行田市のものつくり大学で行われていた、壁-1グランプリを見てきました。

20年間行われてきた「耐力壁ジャパンカップ」が、今年から壁-1グランプリとして生まれ変わり、

新たにスタートした記念すべき第1回の大会です。少しマニアックな話題ですが(笑)。

どんな大会かというと、様々ななルールはありますが、決まった大きさの枠組みの中で自由にデザインされた

耐力壁をつくって、その強度や粘り強さ、デザイン、施工性や環境への優しさなどを競うものです。

耐力壁とは、地震や風などの力に抵抗し建物を守るために必要な力を持った壁のことですが、

ひとくちに耐力壁とはいっても、固い壁や変形性能に優れた壁、つくるのにとても手間がかかる壁など、

いろいろあります。それらの壁同士がトーナメント方式で引き合って対決し、先に壊れたり変形が大きい方が

敗退し、勝ち残ったチーム(壁)が強度部門の優勝となります。

敗退した壁の中でも、強度はもちろん、デザイン性や施工性、環境への配慮に優れたチームには、

壁の総合力が評価される総合優勝を勝ち取るチャンスがあります。

 

私も2回ほど壁をデザインして参加したことがあります。参加すればもちろん、見るだけでも面白いと思いますので、

来年は是非ご覧になってはいかがでしょうか?

壁-1グランプリの宣伝のようになってしまいました。

 

 

 

 

 

 

手づくり

 

今日は久しぶりに食べ物を手作りしました。午前中は下の娘のお菓子作りに協力、夕方は石川県能登のケイソウ土七輪を使っての炭火焼きです。

穴子に串を打って白焼き、ネギ間の焼き鳥、焼きおにぎりにおもち、デザートの焼きリンゴ、そして余熱を利用しての朝食用の目玉焼きづくりです。

出所のわかる食材を使うことの安心感と手作りのぜいたく感を味わいながら、ほんの少しだけ妻の実家のある北陸の大雪に思いをはせました。

ついたち参り - 旧正月

 

旧正月の2月16日、鹿島神宮にお参りしてきました。参拝者がまばらだったこともあり、ふだんではなかなか感じることのできない、

静けさやありがたみを存分に味わうことができました。奥宮へいたる奥参道の掃き清められた地面を歩くことで、気分一新できた気がします。

I 幼稚園改修工事 BEFORE-AFTER

I幼稚園の遊戯室改修工事がほぼ終わりました。改修前と改修後をBEFORE - AFTERでご紹介します。

鉄骨造建物内装の木質化工事で、ステージを撤去しふだん使い部分の面積を広げ、ステージ上部の下がり壁を取り払い

木造のトラスに置き換えることで、奥行き感が増すとともに、木や森の感じが出て、より親しみやすい空間になりました。

反りの見られた床を張り替え、天井や腰壁も杉板張りとしたことで、より安全で荒っぽい使い方もできるようになります。

これから、撤去したステージ代わりにも使えるような多目的な家具を製作し、全体工事が完了となりますので、

その際にまたご報告いたします。

 

遅くなってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

横浜の家 完了検査無事終わりました

横浜市で工事中の小住宅がほぼ完成し、完了検査にも無事合格しました。住宅密集地で不燃化推進地域でもあるため、外からの火をもらいにくく、家の中からも外へ出火させない、準耐火建築物となっています。準耐火仕様は、内外装ともに細かな制限があり、木造住宅でありながら、床を除いて、ふつうの木材を表面には出しにくくなります。

 

写真は、洗濯が大好きなお施主さんのために作ったヒノキのデッキ板を張った屋根付きのバルコニーです。金属屋根の上に載せるかたちにしたことで、床部分の仕上げをフリーにしました。日向ぼっこやお茶もできますので、有効に使っていただければと思っています。

 

まだ外構工事が残っていますので、完成後に改めてご報告いたします。

I 幼稚園 トラス設置完了

I 幼稚園、遊戯室の木質化の改修工事が進んでいます。

この工事には鉄骨造園舎の寿命を延ばすという役割もあります。

屋根の改修、天井の張り替えも済み、木造のトラス工事が先日完了しました。既存の鉄骨間にはめ込んでもらったのですが、きれいに納まっています。工事関係者のご尽力に感謝いたします。

 

この工事の最大の難所であったトラスは、木のかたちに少しでも近づけようとしたため、力学的にはちょっと合理的ではないところもありますが、押される材と引っ張られる材で端部の作り方を変えてあるので、ブランコを吊り下げても全然大丈夫です。

 

これから工事も最終盤に入ります。

 

Aホームつくば支店社屋

 

飯田貴之建築設計事務所と共同で設計監理を行ってきました、Aホームつくば支店が先月竣工しましたので、報告いたします。

アキュラホームの方から、上記写真を頂きました。詳細は、改めてご紹介したいと思っています。

 

横浜トリエンナーレ

先日、お施主さんにいただいたチケットを使って、3年に一度開かれる現代美術の展覧会、横浜トリエンナーレを見てきました。

家族の都合がなかなか合わず、下の子と2人でのデートでした。父親に付き合ってくれた娘に感謝です。複数の会場が舞台なので、会場間の移動は専用の無料バスを利用しましたが、徒歩や市内バス、地下鉄も併用しながらの一日でした。館内で自由に写真の撮れる珍しい展覧会でした。

圧倒されたのは、横浜美術館入口付近に置かれた、「しめ縄」がモチーフの竹を編み上げた巨大なオブジェで、インドネシアの作家「ジョコ  アヴィアント」の作品です。作品タイトルは、「善と悪の境界はひどく縮れている」というユニークなもので、伝統文化の継承や自然との共生がテーマです。

成長が早く、資源にもなりえる竹を、建材として有効活用しようという研究などもあります。ただ、なかなかうまくいかない活用の現状に対し、ローテクで大変な労力が想像できますが、束ねる、編むという行為が、可能性を感じさせてくれたように思います。

それから、「お約束」の中華街も、朝と夕方両方の雰囲気を楽しむことができました。

 

横浜の家上棟しました

8月に着工した横浜の家が先日無事上棟しました。

鎌倉の工務店さんに工事をお願いしていますが、今回が3度目で、いつも良い仕事をしてくれるので安心感があります。

 

これまでの工事の労をねぎらい、工事の無事を祈るために上棟式を行いました。

 

不燃化促進地域にあたるため、火を出さない、火をもらわないように、燃えにくい木造住宅にするべく、11月末の竣工にむけて工事が進んでいきます。

千現の家、足場が取れました

 

7月の末に、つくば市で工事を進めている千現の家の足場がとれました。太陽光パネルを載せるため、そして南側と北側の高さを抑えるために、勾配屋根を組み合わせた外観としています。2階は、屋根のかたちがそのままあらわれた変化のある空間で、建物の中央にはストーブのある吹き抜け空間を備えており、現在、内部の造作工事が進んでいます。

9月の中旬ごろの竣工予定で、完成見学会も行えればと思っていますので、その際には改めてお知らせいたします。

つくおと8

 

つくばおとなりの建築家展8(つくおと8)が、9月12日(火)~18(月・祝)に開催されます。

竹のようにとまではいきませんが、木は繊維方向に割りやすいので、その性質を利用して、ノベルティの試作案を個人的につくってみました。割って材料をつくるということは、現在あまり行われていませんが、昔の板屋根や石屋根では「割りやすい」という性質を使って、材料の製作が行われていました。

割り肌には平らな面では味わえない、独特の雰囲気がありますよね。

部分模型

 

現在共同で設計を行っている、木造の事務所建築の骨組みの部分模型をつくってみました。屋根や斜めの壁には、柱材を2つに割ったくらいの太さの県産ヒノキ材を使います。2階の高い部分(写真左)は5m強の天井高さがあります。

地鎮祭

 

7月18日、横浜の家の地鎮祭が執り行われました。計画したのは延べ20坪ちょっとのコンパクトな住まいで、準耐火建築物が求められる土地柄のため、木造でありながら木材はほとんど表には出てきませんが、1階屋根上のベランダにはヒノキのデッキ板を使う予定で、そこがぜいたくで、居心地の良い場所にできればと考えています。なお上棟は9月の予定です。

ちなみに地鎮祭で行われる「鍬入れの儀」、掛け声を出さないのが本式なのだそうです。

「くら~す」 竣工しました

昨年末から工事を続けてきました北茨城の家「くら~す」が7月の初めにやっと竣工しました。

建て主さんからの直接発注の元、大工さんが一人で地道に工事をしてきたので時間がかかってしまったのです。敷地内にあった板倉を移築して、その板倉を取り囲むように計画した、坪単価が50万円程度のローコスト住宅です。内壁の大部分は、普通はクロス貼りなどの下地である石膏ボードを、そのままあらわし仕上げとしています。時を経てきた板倉の存在感が強烈なこともあって、ビスもあらわな石膏ボードが、その色合いとともに優しく見えてしまう不思議な住まいに仕上がりました。

 

天井の下地

 

なかなかブログの更新ができなかったので、続けて書いてみたいと思います。

 

写真は千現の家、リビングの天井下地の様子です。何となく写真からわかるのは、手前から奥方向の材料が、

両端(左右)から中央に向かってゆるやかに、上にカーブを描きながら並んでいることだと思います。

水平に天井を張ると、真ん中が下がって見えるとはよく言われることですが、真ん中を6mm程度上げることで、

天井が下がって見えないようにする、「今どき珍しい」ちょっとした工夫がこらされています。

 

さらにここでは、2階の床を支える梁(はり)から1階の天井を吊るための材を吊り下げるのではなく、わざわざ

反った材料を注文しその材料を壁から壁に渡して、そこに天井を支えるための手前から奥方向の材料を、取り付けています。これは、2階の床の振動を1階のリビングに伝えないようにするための工夫で、そんな細やかな配慮の積み重ねで、この住まいは出来あがっていきます。

大工さんのその配慮への感謝の気持ちを込めて、ご紹介します。

 

 

千現の家上棟しました

つくば市で工事中の千現の家が上棟しました。3つの勾配屋根を合わせた大きな屋根が特徴です。南側は高さを抑えた緩い勾配屋根とし、中央の屋根は太陽光パネルを乗せるために少し勾配を大きくし、北側屋根は南側同様、壁の高さを抑えるため急勾配の屋根としました。竣工まで、随時見学を受け付けますので、ご興味のある方はご連絡下さいますよう、お願いいたします。

東照宮のライトアップ

日光東照宮では平成の大修理が継続中ですが、この連休中にライトアップが行われ公開されました。

東照宮ばかりが注目されるきらいがありますが、隣接する輪王寺、二荒山神社と合わせた2社1寺の夜を堪能しました。

建築の様式や装飾うんぬんへの評価もあるとは思いますが、建物に懸けたエネルギーの大きさは見習うべきものがあります。

これを機にあらためて2社1寺について調べてみたいという思いにかられた夜です。

0 コメント

門扉の塗り替え

連休に帰省した実家の門扉を、耐久性の向上とイメージチェンジを兼ねて、塗装しました。

門扉はスチールのアングルと杉の角材でできていて、つくってから20年が過ぎています。鉄部は途中で一度

塗り替えていましたが、今回は木材を外してサンダー掛けを行い、鉄材のサビをグラインダーで落した上で、グレーから

住まいの外壁に合わせたブラウン色に一新しました。木部用の塗料と鉄部用の塗料の粘度の違いや塗りやすさの

違い、サンダー掛け等の下地調整の重要性などを、改めて実体験することができました。

メンテナンスをしながらモノとつきあっていくこと、やっぱり大事ですね。

0 コメント

石岡の家

既存の倉の周りを新設部が取り囲む構成の、石岡の家の進み具合をご報告します。外部の透湿防水シート貼りと通気胴縁(つうきどうぶち)の施工が完了し、続いて外壁材の施工に入っていきます。外壁材は、倉の部分が杉板タテ張り、新設部分が、板目を模したサイディング張りで、あえて、本物の板と板的なものを並べることによって見えてくるものがあるはずだと考えています。

 

0 コメント

古民家再生(改築)工事完了検査が終わりました

かすみがうら市で工事中だった古民家再生がほぼ終了し、完了検査が無事終わりましたので報告します。

2年以上の歳月を要した大変な工事でした。関係者各位にこの場をお借りしてお礼申し上げます。

詳細は後程お知らせする予定ですが、

ご興味のある方がいらっしゃいましたらご一報くださいますよう、お願いいたします。